ホテルの空きベッド利用

介護保険の中に、短期入所療養介護(ショートステイ)というサービスがある。
短期入所療養介護とは、家族が旅行や冠婚葬祭で家を空ける場合や、介護疲れなどで一時的に介護ができなくなった場合などに、お年よりを施設で短期間(1〜2週間)預かる介護サービスである。
介護保険を利用するため、利用料は食費を合わせて、1日約2,000円程度で利用できる。
介護保険を利用するサービスなので、当然、施設は認可を受ける必要がある。
このサービス、認可を受けないで、ホテルなどが全額実費で行ってもよいのではないだろうか?
全国の主要ホテルにおけるベッド稼働率は平均70〜80%。
(レジャー・サービス産業労働情報開発センター http://www.net-ric.com/data/hotel/h2004.html
この空きベッドをショートステイで利用できないだろうか?
フロアに専属介護スタッフを配置し、トイレなど必要時にコールすればすぐに駆けつける。
最上階にて景色を満喫したり、食事はホテルの食事を低価格で食べることができたり(量が少なくて済むため)、大浴場での入浴介助を受けたり、介護スタッフがお話相手になったり。
ちょっとした旅行気分でショートステイを利用できるため、お年寄りにも喜ばれよう。
これなら、1日10,000〜15,000円程度の通常ホテル料金を払って来ていただけるのではなかろうか?
最近、介護施設でのショートステイのために、部屋をホテル並にする施設が登場しているが、ホテルなら初めから「ホテル」並である。
介護スタッフもホテルの接遇教育を受けているため、お年寄りを子供扱いすることもない。
近隣なら、自宅まで送迎サービスも良いであろう。
ホテルの大浴場などを利用した、通所介護(デイサービス)事業は、非常に評判が良いようである。
(青島観光ホテル http://www.aoshimak-h.co.jp/http://spaces.msn.com/members/0422/
全国の空きベッドでお悩みのホテル関係の皆様、いかがでしょうか?
 
尾崎総合企画
http://www.medisoft.jpn.ch