2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

電波時計を活用しよう!

あなたは腕時計をしていますか? あなたの職場の時計は何ヶ所に設置されていますか? 1日が24時間に設定されている以上、我々は時計に従って活動していかなければなりません。 また逆に、時計があるからこそ、我々の行動は時計に支配されてしまうものです。 …

保険証の取扱いについて

平成17年4月、個人情報保護法施行され、個人情報の取扱いが非常にシビアになってきた。 医療・介護の世界は、かなり深い個人情報を取り扱うため、より厳密な管理が必要なことはいうまでもない。 最近、県や保健所などの行政より、保険証の取扱いについて細心…

ジェネリック医薬品はお徳なのか?

ジェネリック医薬品という言葉をよく耳にするようになりました。 あなたの医療費が安くなるかもしれません、というのがキャッチフレーズとなっています。 ジェネリック医薬品とは、特許が切れた医薬品(先発医薬品)を、開発メーカー(先発メーカー)以外の…

変化する有料老人ホーム

ここに2つのタイプの有料老人ホームがある。 あなたは、どちらを選択するだろうか? Sタイプ 入居一時金 4,000万円〜2億円、月額利用料20万円 Wタイプ 入居一時金 350万円、月額利用料11万5,000円 Sタイプは、セコムグループがこれから本格展開する、高級有…

介護予防の意味について考えよう(後編)

前回からの続きです。 在宅誘導したり、通所サービスを実施したりしているではないか!という意見もあるだろう。 しかし、それは「在宅への隔離」であり、「在宅から通所施設という移動隔離」でしかない。 実際に、通所施設に来た利用者を、外出させることは…

介護予防の意味について考えよう(中編

前回からの続きです。 平成18年8月10日に、厚生労働省が発表した2004年度の介護給付費実態調査では、3年連続で、介護保険の介護サービスを利用している要介護高齢者の1年後の心身の状態は悪化する傾向が認められた。 現在の介護サービスでは、要介護度の悪化…

介護予防の意味について考えよう(前編)

平成18年4月の介護保険の改正のメインテーマは「介護予防」である。 要介護度の悪化速度を「予防」により遅くしたり、改善したりして、介護給付費の増加を緩めようということだ。 平成17年の春に厚生労働省が、介護予防の効果を検証するために実施したモデル…

恐るべき治験というシステム(後編)

前回からの続きです。 では、正解を見てみましょう。 医薬品メーカーが医療機関に支払う金額:B+C+D+管理費 医療機関が被験者へ支払う金額:C 医療機関がアウトソーシング企業に支払う金額:D 医薬品メーカーがアウトソーシング企業に支払う金額:E とな…

恐るべき治験というシステム(前編)

前2編で、「治験」というシステムについて書かせていただきました。 治験は、医薬品を世の中に出すために必要なものであり、現在は中小病院、診療所にまで広がってきているということ、また、業務がアウトソーシングされてきているということがご理解いただ…

治験というシステム(後編)

前回からの続きです。医療機関で治験を実施するためには、医薬品メーカーから治験の依頼を受ける必要があります。 従来は、医薬品メーカーが医療機関に依頼し、医療機関が治験を管理するという形でしたが、最近では効率的で迅速な治験を行うために、治験業務…

治験というシステム(前編)

医薬品の臨床試験、通称「治験」という言葉をご存知でしょうか? 治験と聴くと「人体実験」を思い浮かべる人がいるかもしれませんが、医薬品を世の中に出すためには欠かせない試験です。 新しい医薬品を商品化するためには、様々な検討が必要になります。 効…

高額レセプトを検証する(後編)

前回からの続きです。 ここで注目していただきたいのは、高額レセプト上位10位の患者が診療を受けた10医療機関のうち、なんと8医療機関が国公立の医療機関なのである。 第1位、第3位、第6位、第9位、第10位の病名は血友病となっている。 少し古いデータであ…

高額レセプトを検証する(中編)

前回からの続きです。 さて、保険制度というのは、加入者全員のお金で、加入者全員を助けるためにある。 先の例で考えると、それぞれ、1ヶ月に約492万円、約992万円が保険から支給されていることになる。 人の命に金額に代えられないため、必要な医療であれ…

高額レセプトを検証する(前編)

平成17年7月21日、健康保険組合連合会より「2004年度高額レセプト上位の概要」が発表された。 http://www.kenporen.com/press/pdf/20050721180638-0.pdf 改めて言うまでもないが、2004年度の1年間における、高額な医療費のランキングである。 あくまで健康保…

食事提供について考えよう(後編)

前回からの続きです。 利用者の層も問題となってくる。 利用者にとっては、自己負担金をとるのか、食事の質をとるのか、という選択が生まれてくる。 自己負担金をとる層であれば、10円でも安い施設へと移動することになる。 いくら良い通所サービスを提供し…

食事提供について考えよう(前編)

いよいよ2ヶ月後の10月1日より、介護3施設、通所系の食事加算が廃止される。 医療においては「食事は治療の一環」という考え方が強いが、介護においては「治療」を全面的に出すことはできない。 これまで食事加算に支えられて、介護3施設、通所系施設におけ…

ユニット型個室は建設会社を潤すだけなのか?

平成17年10月より、介護3施設でのホテルコストの徴収が開始されます。 ユニット型個室が6万円、ユニット型準個室及び従来型個室が5万円、多床室が1万円が、1ヶ月に居住費および光熱費として徴収されます。 医療療養型についても、平成18年10月を目指して、ホ…

勉強会は無料じゃない(後編)

前回からの続きです。 リハビリテーションの分野では、学校主催、リハビリテーションに力を入れている病院主催の勉強会が多い。 リハビリ機器関係のスポンサーがつくこともあるが、一定の研修費を払うことが多い。 その他の職種となると、きちんとした研修費…

勉強会は無料じゃない(前編)

勉強というものは生涯続けなければならない。 医療・介護分野に限らず、お金を頂いて働く以上、それは最低限の義務だと思う。 さて、今日も各地で勉強会やセミナーが開催されている。 有料のものから無料のものまで様々である。 医師、薬剤師向けの勉強会は…

平均寿命について

平成16年の簡易生命表によりますと、男性の平均寿命は78.64年、女性の平均寿命は85.59年となりました。 平成15年と比較すると、男性で0.28年、女性で0.26年上回っています。 世界一の長寿国日本。 どこまで伸びていくのかわかりません。 ところで、皆さんは…