2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

医療職の救急車同乗は半強制化?(後編)

前回からの続きです。 医療機関の経営面から言っても、常に同乗を求められるのは問題である。 医師、看護師が救急車に同乗した場合、その行為に対する保険点数というのはない。 往復で何十分から1時間以上を費やすのだが、すべて慈善活動であり、患者のため…

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医療職の救急車同乗は半強制化?(前編)

先日、平成17年2月14日の発表は、関係者にとっては非常にインパクトのある内容であった。 救急車に乗る救急隊員の数は、現在は運転手を含めて3人。 病院間搬送などで、医師や看護師らが同乗する場合は、これを2名に減らすということが、政府の次官会議で決定…

もうすぐ施行!個人情報保護法(後編)

前回からの続きです。 この混乱を治めるべく、日本医師会はガイドラインの内容を現場で使えるレベルまで解釈し、「医療機関における個人情報の保護」という冊子として会員に配布することを決めた。 厚生労働省ガイドラインによると、 「通常必要と考えられる…

もうすぐ施行!個人情報保護法(前編)

平成17年4月より全面施行される個人情報保護法。 この対策で、医療施設、介護施設は大パニックである。 個人情報保護法とは、「生存する個人に関する情報」を第三者に漏らすことを禁止し、また、個人から求められたら情報開示することを定めた法律である。 …

どうなる?医療費

2000年度に介護保険制度が開始となり、2001年度、2002年度と減りつづけてきた老人医療費が、2003年度より再び増加に転じたことが、厚生労働省から報告された。 (報告されたのは平成17年2月1日、既に2004年度も終わりつつあるのだが・・・) 集計によると、…

高齢者虐待に待った!(後編)

前回からの続きです。 「努力義務」という言葉があいまいではあるが、この虐待通報はなかなか決断が難しいものである。 夫婦のみの世帯や、親子のみの世帯で、虐待が起こっている場合、通報により、例えば傷害で逮捕などということになれば、残された高齢者…

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高齢者虐待に待った!(前編)

高齢者の虐待問題は非常に深刻なものとなっている。 しかし、虐待は家族から表面化することはなく、その実態がつかみにくい。 暴力、放置、性的嫌がらせ、散財など、多くの虐待の発見はケアマネジャーや訪問ヘルパーなどによるものなのである。 このような問…

持参薬問題について(前編)

前回からの続きです。 持参薬管理の徹底をとのことであるが、この持参薬、なかなか厄介なものである。 まずは、薬剤鑑別を行わなければならない。 最近では調剤薬局などが、写真入の薬剤説明書を渡すことが多いが、入院時にその説明書を持参する患者は少ない…

持参薬問題について(前編)

平成17年1月31日、日本病院薬剤師会は全国の会員に対し、入院時の持参薬管理について緊急の通達を出した。 発端は、学会にて「患者の84%が入院時に薬を持参している」と報告されたことに始まる。 問題は、その管理方法であった。 違う用法の薬を同じ薬袋に…

ハイテク!献血システム(後編)

前回からの続きです。 システム導入に伴い、献血申込書と問診票も替わりました。 マークシート方式となったため、転記等による人為的な間違いもなくなるはずです。 現場で採血を行う看護師さん達は、システムに慣れるのに大変なようですが、非常に良いシステ…

ハイテク!献血システム(前編)

皆さん、献血をしていますか? 今、全国的に血液は不足状態にあるとのことです。 是非、これを機会に献血にご協力ください。 さて、献血をしに行くと、今までと何か雰囲気が違っていることに気付きます。 パソコン、プリンターが設置されているではありませ…

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ベッドサイドテレビの利用法

最近、入院環境は飛躍的によくなってきている。 建替え等により、清潔で(笑)、広々として、機能的な病室が多くなった。 テレビを例に挙げると、ブラウン型から液晶へと変わり、アームにより寝た状態で見る事ができるようになった。 ハイテクも導入され、液…

マイナスイオンについて考えよう!(後編)

前回からの続きです。 ところで、マイナスイオンを作り出すには、実は高いエネルギーを与える必要があります。 有名なのがコロナ放電という方式です。 この方式、どちらかというとオゾン発生器としてよく使われています。 従って、マイナスイオンの電荷製品…

マイナスイオンについて考えよう!(前編)

いまやあちこちでマイナスイオンという言葉が出回っています。 ところでマイナスイオンとは何なのでしょうか? 体に良いものなのでしょうか? 今回はマイナスイオンについて考えてみたいと思います。 マイナスイオンとは、その名のとおり「マイナスの電荷を…

「営利」について理解しよう!(後編)

前回からの続きです。 医療も事業である以上、優秀な医師、スタッフを雇い、高額の検査機器を購入し、建物のアメニティを良くしていこうとすれば、当然ながら「利益」が出なければ成り立たない。 利益を出し、税金を払い、残ったお金で、よりよい医療を提供…

「営利」について理解しよう!(前編)

医療法第7条第5項(旧4項) 営利を目的として、病院、診療所又は助産所を開設しようとする者に対しては、前項の規定にかかわらず、許可を与えないことができる。 この条文が、医療が非営利性でなければならないとする根拠である。 非営利だと言っているが、…

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皆様、いつもコラムをご覧頂きましてありがとうございます。 このコラムはメルマガでも発信しております。 http://www.melma.com/mag/86/m00096386/index_bn.html こちらの方もご利用いただければ幸いです。 今後ともコラムをよろしくお願い致します。尾崎総…

白衣のまま外出していませんか?

スーパーやコンビニ、文具店、銀行など、様々な場所で白衣の人を見かけることがある。 特にお昼時など、お弁当を買いに白衣で外出する人が多い。 皆さんはどうであろうか? 「ちょっとそこまでなので、着替えるのが面倒だ」「業務が忙しいので着替えるのが時…

付き添いについて考える(後編)

前回からの続きです。 国が定める看護基準は、全体の人数の話。 実際には、労働基準法により休日や休暇が必要であるし、24時間働くこともできない。 その結果、現在の診療報酬では、まだまだ看護の手が不足しているのである。 高齢化社会を迎え、病院におけ…

付き添いについて考える(前編)

保険医療機関及び保健医療養担当規則 第十一条の二 保険医療機関は、その入院患者に対して、患者の負担により、当該保険医療機関の従業者以外の者による看護を受けさせてはならない。 皆様は、療養担当規則のこの条文をご存知であろうか。 病院でも、「原則…

介護予防に温泉が!?

平成18年度に実施される介護保険制度改革で、「新・予防給付」が開始されることが決定している。 これに伴い、全国温泉振興議員連盟が、温泉入浴についても保険適用の対象とするよう厚生労働省に要請したとのことである。 (全国温泉振興議員連盟 http://www…