ハイテク!献血システム(前編)

皆さん、献血をしていますか?
今、全国的に血液は不足状態にあるとのことです。
是非、これを機会に献血にご協力ください。
さて、献血をしに行くと、今までと何か雰囲気が違っていることに気付きます。
パソコン、プリンターが設置されているではありませんか。
今まで手書きだったものが、バーコードでピッ、ピッっとされていますね。
移動献血車に至っては、携帯電話通信でデータの検索と送信を行っている模様。
献血もハイテク化してきています。
これは、新血液事業統一システムといって、日本赤十字社が「第二世代」のシステムとして全国の都道府県に導入を進めているものです。
平成16年1月より、栃木県、宮城県福井県・・・と順番に導入されています。
新システムでは、東京と大阪の国内2カ所に正副集中管理センターを設置し、血液事業に関するあらゆる情報が集中的に管理されるようになりました。
1994年までに整備された「第一世代」のシステムは、情報を管理するサーバーが各都道府県ごとにあり、他県の在庫情報などは全くできない状況でしたが、「第二世代」の導入により、国内の情報が一元化され、全国的な血液供給・調整ができるようになりました。
また、年齢制限(200ml献血 満16歳〜69歳、400ml献血 満18歳〜69歳)や献血実績(200ml献血 男性6回・女性4回、400ml献血 男性3回・女性2回)などで、実際に採血した血液が使えないこともありましたが、新システムでは瞬時に分かるため、善意が無駄になることもなくなりました。
 
字数の関係で次回へ続く。
 
尾崎総合企画
http://www.medisoft.jpn.ch