「聴く」って難しい(前編)

あなたは、人の話をよく聞くほうであろうか?
あなたの話は、人にきちんと伝わっているであろうか?
日常、あたりまえのように多くの人々と会話をしているが、コミュニケーションは成り立っているのであろうか?
「傾聴」という言葉がある。
ただ聞くのではなく、耳と目と心を使って「聴く」のである。
最近、「傾聴ボランティア」というボランティアが注目されている。
様々な悩みや不安感を、心で理解し、解決の手助けをするためコミュニケーション活動をするボランティアである。
私たちも日々やっている!という、医療・介護スタッフの皆様。
「聴く」というのは、本当に難しいのです。
相手の気持ちになって、心を傾けて聴いていますか?
共感したり関心を示したりしながら聴いていますか?
憶測したり、お説教をしたりしていませんか?
相手が黙っているときも、心を傾けて聴いていますか?
「傾聴」には、カウンセリングのトレーニングが必要なのです。
面白い実験があります。2人組みで行います。
話し手と聞き手に別れます。
まず、話してが、A4の紙に、丸と四角と線を2つずつ使って、単純な図を書いてください。
この絵の説明を聞き手に口だけで説明します。
身振り手振りはダメです。
聞き手は、決して話をせずに、首を振ってイエスかノーかだけ答えて、もう1枚のA4の紙に図を書いていきます。
 
字数の関係で次回へ続く。
 
尾崎総合企画
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