苦情を言うなら代替案を!(後編)

前回からの続きです。
 
逆に長期的な視野が必要な問題点は、全体バランスを考えていかなければならない。
どこかの部署の業務が軽くなる代わりに、別の部署の負担が増加したのでは意味がない。
問題解決のポイントは、ギブ&テイク。
「これだけのことをしてくれたら、これだけのことが楽になりますよ」
「私達がこれをするので、あなた達はこれをしてもらえますか?」
「最初だけこれだけの手間がかかるけど、あとはこれだけしか手間がかかりませんよ」
といった提案が必要なのである。
代替案が出せないのであれば、誰かが出した代替案を素直に受入れて協力すること。
一度システムを変更したら、最低でも3ヶ月以上は我慢して実行すること。
新しいシステムの定着には、慣れが必要である。
慣れた上で、数ヶ月実行してみて、そのシステムが使えるのか、使えないのかが初めて分かる。
苦情では何も解決しない。
本気で問題を解決したいのであれば、全体の7割以上の人が納得できる代替案を出すこと!
問題可決には、知恵と実行力がいるものなんですよ。
 
尾崎総合企画
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