手洗いについて考えよう(前編)

先日、テレビドラマで面白いシーンがありました。
(品のよいシーンではありません・・・お許しを)
男子トイレの場面で、上司と若手社員が共に用をたしているのですが・・・。
 
若手:「あれっ?トイレの前に手を洗わないのですか?」
上司:「バカ!手を洗うのはトイレの後だろ!」
若手:「えーっ!?前でしょう!」
若手:「本当に、前に洗わないのですか??」
若手:首をかしげながらトイレを去る。もちろん手は洗わず。
上司:「???後だよな・・・???」
上司:混乱しながら手を洗ってトイレを去る。
 
これを読んで、みなさんはどのように感じられましたか?
実は、感染対策的に見ると、どちらも理にかなっています。
若手は、「イチモツ」を清潔なものと考え、日常業務で手についた汚れや細菌を洗い流してから「イチモツ」に触れるという動作を行っています。
「イチモツ」は清潔なものですので、用をたした後には手を洗う必要はないと考えています。
上司は、「イチモツ」を不潔なものと考え、日常業務で手についた汚れや細菌が男性器に触れることは問題ないと考えています。
「イチモツ」は不潔なものですので、用をたした後には手を洗う必要があると考えています。
若手は、自己への感染の予防として手洗いを行い、上司は、自己からの感染の予防として手洗いを行っています。
筆者は上司側なのですが、なるほどと思った1場面です。
 
字数の関係で次回へ続く。
 
尾崎総合企画
http://www.medisoft.jpn.ch