ドナルド・マクドナルド・ハウス(後編)

前回からの続きです。
 
このドナルド・マクドナルド・ハウスを正しく理解していただきたく、財団の説明文章をそのまま掲載させていただきます。
 
ドナルド・マクドナルド・ハウスの歴史
 〜フィラデルフィアストーリー〜
フィラデルフィアアメリカンフットボール選手として活躍していたフレッド・ヒルの愛娘(3歳)が白血病にかかり
フィラデルフィア小児病院に加療のため入院することになりました。
娘の入院中フレッド・ヒルがそこで目の当たりにしたものは、狭い病室で子どものかたわらに折り重なるようにして寝ている母親、やむなく病院内の自動販売機で食事を済ませている家族でした。
彼もまた入院先の病院が自宅から遠く離れていたため、金銭的にもそして精神的にも苦痛を感じていました。
そこで彼は病院の近くに家族が少しでも安らげる宿泊施設ができないものかと考え、さっそく活動を開始しました。
病院の近くにあるマクドナルドの店舗オーナー、病院の医師、そしてフットボールチームの仲間の協力を得て募金活動が進められたのです。
そして1974年、フィラデルフィア新聞社主が提供してくれた家屋を改造し、世界初の「ドナルド・マクドナルド・ハウス」が誕生したのです。
彼らの切実な願いを数多くの人たちが分かち合い、3年後にはシカゴに第2号ハウス、そして第3号のハウスがデンバーに誕生しました。
やがてこの活動が世界的に広がりを見せ、今では世界各国で「ドナルド・マクドナルド・ハウス」の建設が進められています。
 
施設の利用料は1人1泊1,000円です。
清掃や食事の支度は基本的に利用家族が行い、我が家のようにくつろげる第二の家となるよう、コンセプトは”AWAY HROM AWAY”となっています。
同じような悩みを抱えた家族のコミュニケーションが取れるよう、各部屋にテレビは置いてありません。
ダイニングルームに皆が集まれるような家づくりになっています。
難病など重い病のお子さんを抱えたご家族の苦労は計り知れません。
このような施設が増えることで、少しでもご家族の負担が減れば、本当に素晴らしいことです。
今後も施設が増えるよう、皆様のご協力をお願いできればと思います。
募金は、郵便振込や、全国のマクドナルド店舗にて行っております。
 
財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン デン・フジタ財団
http://www.dmhcj.or.jp/
 
尾崎総合企画
http://www.medisoft.jpn.ch