介護予防サービスからの考察(前編)

平成18年4月から介護予防サービスが始まる。
これからの介護のテーマは、
いかに、要介護状態に移行させないか。
いかに、要介護状態を悪化させないか。
この2点に集約されていくこととなる。
介護予防サービスは前者。
要介護状態への移行を防ぐ(遅らせる)ことが重要となってくる。
そのため、介護予防サービスには、成功報酬の仕組みが導入されることとなる。
導入されるのは、計16種類の介護要望サービスのうち、通所介護、通所リハビリテーションの2種類が有望。
訪問介護は検討中)
運動機能や、栄養状態で高い改善結果を出した場合には「加算」、逆に効果が出なかった場合は「減算」となるとのことである。
さて、この成功報酬システム。
皆様はいかがお考えであろうか。
メリットとしては、改善効果が低い、すなわち質の低いサービスの提供が避けられる、しっかりとした計画をもとにサービスが実施されるという点がある。
逆にデメリットとしては、利用者の選択が行われる可能性がある。
と、一般的に言われている。
一般的な問題点は、マスコミにて十分に報道されているため、このコラムでは違う観点から考えてみることとする。
 
字数の関係で次回へ続く。
 
尾崎総合企画
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