運転中の電話は絶対にやめよう!!

平成16年11月1日より、運転中の携帯電話の使用が全面禁止となった。
罰金の制度化は、介護の業界にも波紋を広げている。
訪問系、通所系の介護では車の利用が多い。
事業所やケアマネとの連絡や、利用者宅への連絡など、携帯電話は欠かせない道具である。
これまでは街中で見かける車両では、運転中の電話をよく見かけていた。
運転中に電話がかかってきた場合、路側帯に停めて電話に出るのは、なかなかタイミングが難しいし、追突の危険もある。
以前の交通法改正で運転中の携帯電話が禁止された時(もともと禁止だったのだ!)、ハンズフリーイヤホンの売上が伸びた。
今回の改正でも、都道府県によってはハンズフリーイヤホンの利用が許可されている。
しかし、このハンズフリーイヤホンもなかなか危険なのである。
実際に、携帯電話に関する事故でのハンズフリーイヤホン使用率は高い。
携帯電話を自動着信にセットして、常時、ハンズフリーイヤホンを耳に装着している状態でなければ、脇見予防としては何の意味もない。
電話が鳴った瞬間に、携帯電話に視線を落とす必要がある場合は、すべて危険なのである。
そこで、一昔前のシステムに戻る必要が出てくる。
そう、留守番電話機能である。
電話というのは不思議なもので、かけた時に出ない受け手が失礼になるような世間の風潮がある。
携帯電話が一般化してまだ10年も経過していない。
それまでは要件伺い、留守番電話というのは当たり前の行為であった。
機器が便利になるにつれ、人は「待つ」という行為ができなくなる。
しかし、実際に「今すぐ」必要な要件などあまりない。
携帯電話の留守番にメッセージを入れ、10分後に折り返し電話をかけてもらっても、別に支障はないのである。
運転側も、10分も走る間には、安全な停車ポイントを発見できる。
何も慌てることはない。
事故を起こせば、利用者や事業所に迷惑をかける。
また、仕事上の電話のために警察に捕まり、自ら罰金を払ったり、免許にキズをつける必要もない。
まずは安全第一、ゆとりを持った運転を!!

尾崎総合企画
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