会議は踊る(前編)

入院施設を持つ医療機関では、今や会議だらけである。
まず絶対必要な会議は以下の3つである。
・院内感染対策委員会
・医療安全管理委員会
・褥瘡対策委員会
これは入院基本料(入院1日あたりの包括点数)という保険点数を算定するために必要な会議である。
病院はもちろん、有床診療所も行わなければならない。
院内感染対策委員会を実施していなければ、1日1人あたり50円の減算。
医療安全管理委員会を実施していなければ、1日1人あたり100円の減算。
褥瘡対策委員会を実施していなければ、1日1人あたり50円の減算となる。
たかが、50円、100円とバカにすることなかれ。
100名の入院患者がいれば、1年間で、
50円×100名×365日=182万5000円
100円×100名×365=365万円
と、かなり大きな金額である。
逆に言えば、年間にこれだけの予算は、院内感染、医療安全、褥瘡対策にかけなさい!ということ。
皆様の医療機関ではどうであろうか?

字数の関係で次回へ続く。

尾崎総合企画
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