介護におけるITの利用法(後編)

前回からの続きです。

ガス会社も参入しています。

3.「るるるコールシルバー」(大阪ガス
http://www.gas-enenews.co.jp/topics/bkn/031029.html
月額利用料 1,365円
ガス使用料の変化により独居のお年よりを見守る事業を行っています。
いつも使うはずの時間にガスが使われないなどの異常が認められると、在宅介護支援センターらの職員に通報され、高齢者宅を訪問してもらう体制をとっています。
実際に、モニター試験中に4人のお年よりの異常を発見できたとのことです。

4.「みまも〜る」(東京ガス
http://www.tasikamete.net/rjk/pc/
月額 1,543円
ガス遠隔遮断システムを使い、離れて暮らすご家族に利用状況を知らせることができます。
インターネット等で、ガスの使用料を確認することができます。
使用器具により、ガス使用料が違うため、お風呂に入っているとか、料理をしているとか、部屋で暖房を利用しているなどの状況が、おおまかですがわかります。

電化製品も利用できるんです。

5.「みまもりほっとライン」(象印マホービン
http://www.mimamori.net/
月額 3,150円
ポットの利用時刻を、1日2回の電子メールでご家族に連絡されるようになっています。
インターネット等で、ポットの利用状況を確認することもできます。
わかりやすい一週間のグラフ表示で、いつ電源をいれたのか、いつお湯を注いだのかなどの情報から、ちょっとした変化も一目でキャッチすることができます。
実際に、夜中によくお湯を飲むので声をかけたら、前立腺の持病が悪化していたケースもあるとのことです。

核家族化が進み、お年寄りのみの世帯が増えています。(2003年、4580万世帯のうち725万世帯)
お年よりも、住み慣れた土地を離れたくないため、なかなか子供と同居することが難しいということもあります。
そんなとき、このようなシステムが、ご家族に安心を届けてくれるのはありがたいことです。
ただ、万一の時に駆けつけてくれる、家族や親戚、ボランティアが近くにいることが導入には不可欠となります。
元気なお年よりが安心して暮らすためには、このようなちょっとしたサービスが丁度良いのかもしれません。
皆様も利用されてみてはいかがでしょうか?

尾崎総合企画
http://www.medisoft.jpn.ch