マイナスイオンについて考えよう!(後編)

前回からの続きです。
 
ところで、マイナスイオンを作り出すには、実は高いエネルギーを与える必要があります。
有名なのがコロナ放電という方式です。
この方式、どちらかというとオゾン発生器としてよく使われています。
従って、マイナスイオン電荷製品で「臭いが出ます」という注意書きがあるものは、このコロナ放電を使っており、オゾンも同時に出ています。
ちなみに、有害紫外線などから体を守ってくれる、人体に良いオゾン濃度は0.03〜0.05ppmで、0.1ppm以上は逆に人体に有害だそうです。
臭いを感じるのが0.01〜0.02ppmくらいからだといいますので、これくらいは出るのかもしれません。
トルマリンからマイナスイオンが出るというものも多く見かけますが、マイナスイオンを出すにはエネルギーが必要ということを考えると、エネルギーが補充されないトルマリンの効果には疑問の声が多いです。
ところで、このマイナスイオンは、適正な濃度というものがあるようです。
これまでの研究をまとめると、1,000〜500,000個/cm3の範囲で、ある程度の効果が示されているようです。
真偽の程は定かではありませんが、自然界のマイナスイオンは、
一般家庭 0〜100、森林 1,500〜2,500、滝周辺 3,000〜5,000個/cm3とのこと。
以上、マイナスイオンについて、良し悪しを別にして述べてみましたが、体に良いのかどうかということは、現在はっきりと分かっていません。
従って、「あるようです」「いわれています」「考えられています」といったアバウトな語尾となっていますが、ご了承頂ければと思います。
マイナスイオン発生の機器は医療器具ではありませんので、あくまで自己判断によりお使い下さい。
 
尾崎総合企画
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