民間医療保険について

1日10,000円の入院保障の医療保険が普及している。
入院単価は急性期病院で、1日あたり約35,000円程度。
3割負担なので、実際には1万円強あれば済む。
そういう意味で、1日1万円の保障というのは、実に利にかなっている。
最近は、様々な保険が出ており、掛け金も安くなっている。
病気は突然襲ってくる。
万一に備えて、民間の医療保険に入っておくことはもはや必要不可欠なのかもしれない。
ちなみに、高額な手術をした場合などには金額が跳ね上がるが、それは高額療養費制度というシステムで救済される。
どんなに高額になろうと、一般的には、
72,300円+{医療費−241,000円}×1%
が1ヶ月に支払うべき自己負担金額の上限となるのである。
(一時金を支払い、申請により返還される償還制度)
一時金を払えない人には9割分の貸し付け制度もある。
詳しくは、ご加入の保険者にご確認ください。
ところで、ガン保険では1日30,000円の入院保障であることが多い。
ではなぜ、ガンには30,000円の保障が必要なのであろうか?
病院に支払う費用として、医療保険が効かないものがある。
その代表的なものとして、個室料金が挙げられる。
個室料金は様々であるが、2人部屋で1日3,000円から5,000円、1人部屋で1日5,000円から10,000円位が相場であろうか?
もちろん、特室といわれる豪華な部屋に入るとなると、1日20,000も30,000円もするところがある。
(この個室料金は、もちろん、病院側が勝手に徴収することはできない。承諾書にサインが必要となる。)
ガンなどの治療の場合は、濃厚な治療になる場合が多いし、抗癌剤などの副作用で、本人の容姿(脱毛など)が変わってくることもある。
そのため、多くの患者は個室を希望することになる。
また、抗癌剤というのは非常に高い薬剤であるため、医療保険で1割負担といえど、非常に高額な金額となる。
高額療養費を申請する前の一時金が支払えない場合に、この30,000円の保障は非常に心強い。
保険とは、加入者全員でお互いを助け合っていくためのもの。
最近は、様々な種類の保険が出ています。
皆さんは、民間の医療保険に加入していますか?
 
尾崎総合企画
http://www.medisoft.jpn.ch