徳島のネットワークシステム(後編)

前回からの続きです。
今回も、ブログの紹介です。
 
◎医療ITメモ
http://blog.livedoor.jp/highfar/archives/2005-07.html#20050711
個人情報保護との兼ね合いを考えられています。
データの共有に患者の意思はどのように反映されるのかが疑問です。
 
亀田総合病院さんのPLANETように、ICカードでのセキュリティが最も良いのかもしれません。
また、紹介元が診療情報提供書を発行する際に、アクセスキーを発行することにより、特定の患者以外の情報へのアクセス制限を行う方法も良いかと思われます。
もともと、院内掲示により、診療情報提供書などへの個人情報の利用は「沈黙の了解」を得ているはずです。
徳島県がどのような方法で照会先医療機関へのアクセス制限を行っているのか不明ですが、事前に患者への了解を(文書で)得ることにより解決できるのではないかと思います。
 
患者情報というのは、共有することで地域ぐるみで治療を行える環境が構築できると思います。
ただ、どの世界にも必ず「悪用」する人物が現れるので、個人情報保護法のような法律を作らざるを得ないのですよね。
複数の医療機関でデータを共有することが、患者にとってどれくらい有効なことなのかを、診察時にしっかりと説明することが、電子カルテの普及に役立つと考えます。
さて、厚生労働省の『医療保健分野情報化のためのグランドデザイン』どおり、2006年度までに400床以上の病院と診療所の6割に電子カルテを普及することができるでしょうか?
 
尾崎総合企画
http://www.medisoft.jpn.ch