職員も利用者も満足できる人事評価とは?(前編)

人事評価というのはとても難しいものです。
手術の技術がある人、接遇が良い人、患者・利用者をどんどん連れてくる人、勤勉な人、縁の下の力持ちの人、パソコンに詳しい人、相談に乗ってくれる人、新しいアイデアをどんどん出す人。
「仕事ができる」という定義は、人により様々です。
経営者が見た場合、管理者が見た場合、現場スタッフから見た場合、患者・利用者から見た場合など、捉え方は違ってきます。
経営者側からの一方的な評価というのは平等でないため、職員全員が評価する360度評価という考え方があります。
しかし、様々な職種が混在している医療・介護の現場では、評価の基準が難しく、成果主義の人時評価手技のみを導入すると「評価」のために膨大な業務が発生してきます。
手前味噌で申し訳ないのですが、弊社では「優良者評価システム v1.3」というソフトウェアにて、非常にシンプルで簡便で平等なプラス人事評価システムを提案させていただいております。
弊社としては、ぜひとも導入していただきたい、オリジナリティなシステムであると自負しておりますが、世の中には先輩がいるもので、アナログな方法でも十分な人事評価を実施されている施設があります。
今回は、青梅慶友病院様の人事評価システムをご紹介させていただきます。
この病院では、常勤非常勤を合わせて約800名の職員がおり、年2回の人事評価を行っています。
まず、職員全員に、約800名分の評価表を配布します。
評価方法はいたってシンプルであり、質問に対して「とてもよい」「よい」「普通」「やや悪い」「悪い」「わからない」の6項目より選択します。
職員数が多いと、知らない職員も大勢います。
そんな時には「わからない」を選択します。
 
字数の関係で次回へ続く。
 
尾崎総合企画
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