ちょっとついでにマイカー送迎

青森県佐井村で、民間の運転協力者がマイカーで住民を有償で輸送するサービスの実証実験が始まりました。
「過疎地有償運送制度」という許可に基づくもので、東北では初めての運用となるそうです。
佐井村では南部の地区にバスが通らず、特に冬季の交通手段確保が大変だそうです。
通院や買い物などのために、近所の方がマイカーで送迎してくれるというのは素晴らしいことです。
今回の実験では、利用者は約200人、運転協力者は技術講習を受けた18人。
料金は最短区間で400円、最も遠い地域移動で3,000円と、タクシーの1/4程度だそうです。
運転手の方の都合に合わせて高齢者が動ければ良いですが、なかなか、タイミングが合うものではありません。
高齢者の方の都合に合わせるとなると、やはり一定の金額はいただいた方が、双方にとって心理的に楽になると思います。
タクシーの1/4という金額では、もちろん採算は合わないでしょうが、運転協力者が増えてくれることを願っています。
今回の制度では、どのような予約・配車システムを利用するのかは筆者はわかりません。
ただ、思うのですが、携帯電話とメーリングリストを合わせたようなシステムがあれば、理想的だと思います。

利用者が、予約センターに電話をして申し込むと、センターは運転協力者全員の携帯電話に、
「○○地区の△△さん、□□時」
というメールを送ります。
メールを見て、最初に「了解」の返信を返した人が担当者となります。
返信メールを受けると、センターは運転協力者全員の携帯電話に、
「○○地区の△△さん、××さん担当」
というメールを送ります。

以上で、配車手続きが完了です。
このようなシステムであれば、キャンセル時や、緊急のトラブル時にも、同様に対応可能ではないでしょうか?
まあ、なにはともあれ、地域で協力する体制を作られていることに感心します。
このような地域が増えていけばいいですね。
 
尾崎総合企画
http://www.medisoft.jpn.ch