2匹目の柳下のドジョウ

平成17年10月6日の「臓器移植のプロモーション活動」というコラムで、日本臓器移植ネットワークによる、黄色と緑のリストバンドの配布を紹介しました。
ホワイトバンドの2匹目のドジョウとして揶揄したのですが、どうやら無事に10万本を配布し終えたとのことです。
9月下旬から配布を始めて、11月18日には10万本を配布し終えたとのこと。
さらに3万本の追加発注して配布する予定だそうです。
9月末時点でのホワイトバンドの売上本数が約320万本(キャンペーンホームページより)ですから、10万本というのは少なく感じるかもしれませんが、それでも10万本という数字は大きな数字です。
無料配布という点を考慮しても、この活動が臓器移植に対して、若者の関心を集めることに貢献したことについては敬意を表します。
柳の下に2匹目のドジョウがいたのだなぁと感心してしまいますね。
ただ、日本臓器移植ネットワークも「一時的なブームに終わらせないよう、さらに知恵を絞っていきたい」とコメントされているように、啓蒙活動は継続しなければ意味がなくなってしいます。
本来の目的は、リストバンドを配布することでなく、臓器提供意思表示カードの携帯者を増やし、臓器移植で救われる人を増やすことにあります。
臓器移植が増えるということは、それだけ自分の臓器を提供する方、すなわち死亡される方がおられるということで、一概には喜ぶことはできないが、その結果、一人でも多くの方が新しい人生を歩み始めることができるのは喜ばしいことである。
臓器提供意思表示カードを持つという意思自体が、社会に貢献することにも繋がります。
皆さんも、是非、臓器提供意思表示カードを携帯しましょう。
 
尾崎総合企画
http://www.medisoft.jpn.ch