ピンチとチャンス

平成18年の医療・介護の大改定は大きな波紋を呼びそうである。
点数だけを見ると、変化の幅は少ないようにも思えるかもしれないが、算定するための条件が一段と厳しくなってくる。
現在、算定している医療行為が、4月以降に算定できるという保障はまったくない。
特に中小病院に対する影響が強い。
もしかすると、病院から診療所に格下げをせざるを得ない医療機関も多数出てくるかもしれない。
その場合、当然ながら行ってくるのが、人員のリストラである。
人員削減が行われた場合、あなたは路頭に迷うことになるだろうか?それとも引く手あまたであろうか?
今、話題となっているライブドア
ライブドアとう会社本体は、今、非常に危機的状況にある。
しかし、ライブドアという会社のIT技術は非常に素晴らしいものである。
実は、それを支えている優秀なスタッフの引き抜き合戦が始まっている。
多くのネット関連企業が、技術が高く、即戦力のライブドアのスタッフに興味を持っており、激しい争奪戦が繰り広げられているのだ。
さて、あなたが経営者だとした場合、あなたが部署の管理者だとした場合、あなたは、あなたを雇用しようと思うだろうか?
あなたは、あなたを上司にしたいと思うだろうか?
あなたは、あなたを部下にしたいと思うだろうか?
なにげなく毎日を過ごしていても、いつ、どこで何が起こるかわからない。
何かが起こってから慌てても、あなたの知識や技術、接遇や対人能力は、突然、向上するものではない。
知識も技術も低いままに、ただ漫然と日々を過ごしていたのでは、悪戯に時間を浪費するだけであり、あなたの価値を高めることはない。
大改定により、医療の世界においては、急性期病院では即戦力の優秀な人材を、より多く求めるようになる。
回復期リハビリテーション病院では、急性期リハビリ、回復期リハビリに対応できるスタッフを、さらに求めることになる。
薄利多売の介護の世界においては、拠点を増やしていくため、質の高い管理ができる人材が求められている。
あなたは「求められる」人材であろうか?
自分の価値は、一朝一夕に高められるものではない。
日々勉強、日々努力している者が、ピンチの時をチャンスに変えることができるのである。
医療・介護の世界はライセンス業である。
近年、上位資格や、専門資格、認定資格など、ステップアップできる機会は多々ある。
是非とも、あなたの価値を高めていってください。
 
尾崎総合企画
http://www.medisoft.jpn.ch