謝礼なんて(前編)

medi_wel 通信というメルマガを読んでいて、面白いレポートが紹介されていました。
http://www.mag2.com/m/0000158441.html
(このメルマガは、非常に面白い観点で情報を提供してくださいます。)
紹介されたのは、門倉貴史BRICs経済研究所というところが出されている、
「医師への謝礼の相場〜2004年のマクロ謝礼規模は2665億円」というレポートです。
こんなレポートがまとめられること自体が、日本の医療の大問題なのですが・・・。

このレポートでは、いくつかのデータをまとめて考察しておられます。
2002年の11月に約1万名にアンケートした結果では、医師への謝礼を送ったことがあるという人は31.3%もいました。
3人に1人は、医師に謝礼を送っているという事実。
皆様はどのように考えられますでしょうか?
別の例では、大学病院で手術をした場合の現金謝礼の相場が表になっていますが、
・紹介医 3〜10万円
・執刀医(教授) 30〜100万円
・執刀医(助教授) 10〜30万円
・執刀医 5〜10万円
・麻酔科医 5〜10万円
とのこと。
患者側は「手抜き手術」を恐れて謝礼を渡し、医師側は給与水準が低いとして謝礼を受け取る、という構図にまとめられています。
 
字数の関係で次回へ続く。
 
尾崎総合企画
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