ビデオカメラの設置(後編)

前回からの続きです。

盗難予防とは話が違うのですが、最近、病院内で起こる「転倒」などの事故が増えてきています。
各病院では、医療安全管理対策を行い、転倒予防に努めていますが、あくまで「事後検討」ですので、根本的な原因は把握しにくいものです。
なぜなら、「転倒事故の多くは、誰の目にも写っていない」ことが多いからです。
ちょっと目を離した隙に、知らない間に、転倒は起こります。
そんなときに、このシステムは利用できないでしょうか?
転倒したときの「音」や「悲鳴」に反応して、前後数十秒の画像を保管する。
そうすれば、「事後検討」であっても、「適時検討」をすることができるのではないでしょうか?
転倒時のビデオ画像を見て検討すれば、本質的な問題が見えてくるかもしれません。
ご家族に説明する際にも、説明資料として利用できます。
転倒の予防は大切ですが、いくら予防策を練っても、転倒は起こります。
24時間365日体制で、目配りをすることは不可能ですし、患者側もプライバシーがありません。
これまでの医療安全管理対策で、転倒が起こりやすい場所は把握できていると思います。
その地点に、重点的にカメラを設置すれば、今まで気づかなかった問題点が見つかるかもしれません。
開発会社の皆様、このようなシステムは作れないものでしょうか?
 
尾崎総合企画
http://www.medisoft.jpn.ch