在宅管理とカーナビ(前編)

平成18年の大改定により、今後は在宅での介護、在宅での医療が推進されてきます。
介護事業所にしても、診療所にしても、訪問部門を強化していかなければならない時代となりました。
さて、訪問を強化するにあたって、最も大切なことは「ルート管理」ではないのかと思います。
移動の時間をなるだけ短く、動線をなるだけ短くして、効率的に回る必要があります。
そうしなければ、より多くの利用者、患者のニーズに応えることが難しくなります。
必要なことは、自宅での介護サービス、自宅での医療提供であり、移動ではないからです。
そのためには、利用者、患者のデータ管理をしっかりと行い、適切なルート管理をしていくことが必要となります。
しかし、この管理がなかなか難しいものなのです。
利用者、患者の個々の都合を優先してしまうと、まったくルート管理ができなくなりますし、かといって、サービス提供側の都合を優先すると、ニーズとかけ離れてしまいます。
このあたりが、介護サービス責任者や、在宅医療責任者の腕の見せどころとなってくるのでしょうか。
訪問管理を行うためには、地図情報の管理が大切になってきます。
地図を広げたり、コピーしたものに利用者・患者宅を書き込んだりして、エリア別にルート管理を行うのですが、エリア全体を見るためには不便な点が多々あります。
そんなときに、「ポータブル」のカーナビは使えないものかと思います。
 
字数の関係で次回へ続く。
 
尾崎総合企画
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