在宅管理とカーナビ(後編)

前回からの続きです。
 
カーナビの地図は縮尺の変更が自由ですよね。
利用者・患者宅を登録しておけば、すべてプロットされますので、エリア毎にどれくらいのご自宅があるのか一目瞭然です。
ポータブルですので、テレビやプロジェクターに接続すれば、カンファレンス等で情報を共有することができます。
また、カーナビ本来の機能である、ルート検索機能は欠かせません。
訪問に行くときには、事前に登録してある利用者・患者宅を選択すれば、最適なルートを検索してくれ、到着時間まで表示されます。
新規の利用者・患者宅でも、電話番号で一発検索することが可能です。
ポータブルのカーナビは、かなり低価格になってきています。
CD、DVD、HDと新化してきていますが、だいたい5〜15万円の範囲で購入することができます。
ただ、問題は、メーカーが、このような目的で製作をしていないことにあります。
例えば、目的地(利用者・患者宅)の登録件数は100件程度ですし、電源がなければ使用できません。
車ではソケットから、施設内ではコンセントから電気をとることができますが、今の時代、バッテリーで動いてほしいものですよね。
特にパナソニックさんなどは、世界最小最軽量、長時間駆動のビデオカメラやノートパソコンなど製作されていますので、ぜひ、ポータブルカーナビにも採用してほしいですものです。
登録件数も、2,000件くらいはほしいものです。(HDも搭載している機種もありますので。)
パソコンとつないで、データ管理ができると、尚、理想です。
かなり前から、携帯電話のメモリーはパソコン管理ができますので、あまり難しい機能ではないと思うのですが。
メーカーの皆さま、よりよい在宅介護のため、在宅用カーナビを考えてみませんか?
 
尾崎総合企画
http://www.medisoft.jpn.ch