外出をしよう(後編)

前回からの続きです。

外出をするには、思いつきでできる場合と、計画が必要になる場合があります。
思いつきでできる場合は、例えば、近場の公園に花を見に行くとか、買い物に行くとか、散歩に行く場合などが挙げれます。
いわゆる「ちょっとした外出」です。
一般の方が、日頃、当たり前に行っていることも、十分に「外出」といえます。
計画が必要になる場合というのは、遠くへの外出や、美術館などの施設など、目的地がある場合となります。
この場合には、事前に下見をされることをお奨めします。
例えばトイレ。
特に車椅子用である必要はありませんが、介助するスペースがあるのかどうかという確認は大切です。
駐車場から目的地の入口までの位置関係も大切です。
駐車場から歩く距離が多くては大変です。
公共施設や大型のショッピングセンターであれば、入口から近い位置に車椅子駐車場がありますので安心です。
駐車場がない場合は、入口前に車をつけることが可能かどうかの確認が必要です。
外出日は、お天気に恵まれないときもあります。
その際は、入口横に、屋根が張り出しているのかということが重要になります。
濡れずに、施設の中に入ることができるのかどうかで、外出できるのか否かが変わってきます。
どれも当たり前のことなのですが、事前に確認しておくことで、外出行事が楽しく円滑に進みます。
電話での確認でもよいのですが、現実とのギャップが出てくることがありますので、できる限り、下見をされることをお奨めします。
不安な場合は、ケアマネを通してでも、通所系・入所系介護サービス提供事業所に聞いてもらってください。
思ったよりも、たくさんの外出先があるはずです。
これから気持ちのよい季節です。
楽しい外出をされてください。
 
尾崎総合企画
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