「清潔」「不潔」「きれい」「汚い」(中編)

前回からの続きです。

先日、県外出張をした際、ある麺類チェーンのお店に入りました。
スパーバイザーの方が指導に来られていたのですが、なんと、スーツで狭い厨房の中に入っておられました。
給食業務を行われている方から見れば、信じられないことです。
外回りをして、様々な細菌がついたスーツで、各厨房をまわっている。
これは「清潔」ではありません。

しかし、ここで考えてみました。

それでは、調理スタッフの制服は「清潔」なのでしょうか?
これは、医療機関介護施設の制服にも同様のことがいえます。

おそらく、制服を洗濯に出すのは、週1〜2回程度ではないでしょうか?
白衣の天使?である看護師さんも、予防衣こそは頻回に取り替えても、基本のナース服は数日〜1週間は着用しているはずです。
日常生活で、私服をこんなにも長期間着ることがあるでしょうか?
事務の方は、スーツは長期間着ていますが、シャツは毎日替えています。
となると、ナース服を着用した看護師さんと、上着を脱いでシャツの状態の事務の方と、どちらが「清潔」なのでしょうか?
極論をいうと、通勤時に着用している私服と、職場で着用している制服のどちらが「清潔」なのでしょうか?ということになります。

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尾崎総合企画
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